コロナ禍で海外から帰国直後にやること
2021年3月末の時点で、海外(政府が指定した国で、欧米主要国はほぼ全て含まれる)から入国した場合、帰国日の翌日から数えて14日間の隔離が政府より求められます。
そして隔離中は不要不急の外出禁止、及び公共交通機関の利用禁止が求められます。
このことは入国時に提出する誓約書に書かれており、それに署名しないと入国が認められないので、原則的に守らなければなりません。
(最終的には個人の判断に任されることになるので、少しザルな気もしますが)
この制限により具体的にどうなるかと言うと、まず入国した空港から移動する場合、電車やバス、タクシーといった公共交通機関は使えません。
つまり個人の送迎に頼るか、空港でレンタカーを借りて自分で移動するしかありません。(帰国者の隔離受け入れ対象ホテルへの専用バスは利用可)
そして国際線で入国してから国内線で移動する必要がある場合、(多くの人がこれに当てはまると思います)入国した翌日から14日間は空港近くのホテルで待機してから国内線に乗るか、もしくは空港から個人の送迎かレンタカーで最終目的地へ移動することになります。
私の場合は、アメリカから成田に着いてから羽田に移動し、羽田から国内線で大阪に移動する必要があるんですが、この帰国後の制約のために直ぐに移動することができません。
なので成田市内のホテルに14日間滞在してから、羽田に移動して国内線に乗ることにしました。
同時期に帰国した会社の同僚の中には、帰国翌日にレンタカーで成田から関西まで運転する輩もいますが、強者ですね。
私はと言えば、ただいま成田市内のホテルで隔離中です(-_-;)
入国時には空港で位置確認アプリのインストールと設定が求められ、隔離中はそれらのアプリを使って1日一回、本人の位置情報と健康状態の報告をする必要があります。
入国時にインストールしたアプリの活用状況ですが、まず入国時には以下の3つのインストールを要求されました。
・OSSMA(位置情報確認アプリ)
しかし入国翌日に、入国者健康管理センターという所から「今後OSSMAではなくOELアプリのご利用になります」という文と、ログインIDとパスワードが書いてあるメールが来ました。
具体的にどうしろという書き方ではないので、ちょっと説明不足というか、一瞬なんのこっちゃと思いましたが、要はOELというアプリをインストールしろということだなと理解して、そうしました。
なので現在は
・OEL(位置情報確認アプリ)
のインストールが要求されるはずです。
で、それらのアプリをどう使っているかですが、普段は毎日一回11時に厚生労働省からメールが来て、健康状態を報告するように言われます。
メール中のURLにアクセスするとCOCOAのような回答フォームが表示され、これに体調に異常がないとチェックを入れ送信しますが、これはアプリではないみたいです。
それとOELで現在地を報告してくださいというメールが不定期に来るので、そのときだけOELを使用します。
Skypeは、おそらく陽性反応が出た時に体調報告で使うみたいで、今のところ使っていません。
なので実際隔離中にやっていることは、毎日一回来るメールからの体調報告と、たまにOELで現在地を報告するだけで、COCOAもSkypeも使っていません。
アプリをいろいろインストールしろと言われた割に、なんか拍子抜けする感じです。
COCOAは感染者との接触状況を確認できるので、ある意味利用価値はあるとは思います。
でもあくまでアプリの使用者が陽性になったときに陽性だと登録しておいて、その登録者と近づいたときに始めて機能するもので、当然ですがアプリを使っていない陽性患者と接触しても分かりません。
本当にCOCOAを有効的に使うには、国民全員にアプリの使用を義務付けるくらいにしないとダメだと思います。
まあ現実的には無理でしょうが。
というわけで、海外から日本に帰国直後の流れをまとめてみました。
ちなみに隔離中はゆっくりできるかと思いきや、毎日テレワークをやらされております^^;
コロナ禍でアメリカから日本に帰国する際の流れ
2021年3月末現在、アメリカから日本に帰国する際は、出国の72時間以内に発行された「新型コロナウイルスの陰性証明書」が必要になります。
つまり出国日の3日前以内に、アメリカ国内のどこかの診療所でコロナ検査を受診し、陰性だったら証明書を発行してもらい、この証明書がないと出国できないということです。
(ここでもし陽性だった場合は、14日間自主隔離し、14日後に再度検査を受け陰性結果が出れば証明書が発行されます)
私の場合は帰国前日に会社から紹介された診療所で検査を受け、幸い陰性だったのですぐに証明書が発行されました。
帰国するには滞在していたネブラスカ州リンカーンから国内線でシカゴに行き、シカゴで成田行きの便に乗り換えるのですが、リンカーンとシカゴの両方で航空会社から陰性証明書の提示を求められ、コピーを取られました。
そしてシカゴの出発ゲートでは、日本への入国者・帰国者が必要になる、位置情報確認アプリのスマホへのインストールが必要になります。
これらのアプリは
①OSSA(→帰国後すぐにOELに変更されました)
です。
また厚生労働省の「質問票Web」にアクセスして必要情報を入力し、QRコードを発行しておく必要があります。
シカゴ空港はフリーWi-Fiに接続できるのでアプリのインストールやQRコードの発行が可能で、ゲートにある案内でも出発前にインストールしておくことを推奨されます。
但し実際は、日本に到着してからコロナ検査を受けるまで待ち時間があるので、日本に着いてからでもインストールやQRコードを取得する余裕はあります。
帰国時の機内では、帰国後14日間の行動自粛の誓約書、健康カード、アプリをインストールしたことを示す証明書の3枚が渡されるので、必要事項を記入しておきます。
日本に到着すると、まずコロナ検査を受けるための列に並ばされます。
しばらく待って自分の順番になると、検査(唾液採取)を受けます。
検査結果が出るまでの間に、必要書類の提出、インストールしたアプリや連絡用メールアドレスの確認等がされます。
これが結構面倒で、まず書類の確認が数か所に分けて行われます。
それに各アプリごとに確認する担当者が別で、それぞれの場所も離れているのでいちいち移動して、順番が来るまで待つ必要があります。
帰国者もそれほど多くはないのに、ひと通りの確認が終わるまでに約1時間かかり、アプリを要求される割にすごくアナログ的な印象を受けました(-_-;)
最後に検査結果が知らされ、陰性証明カードをもらってやっと本来の入国審査場に移動できます。
(陽性結果がでれば指定された隔離所へ行くことになります)
以上が一連の流れです。
ちなみに帰国者は公共交通機関が使えませんが、帰国者を受け入れる成田市内の指定ホテルを巡回する専用バスが空港から出ており、私は指定ホテルを予約していたので帰国者用バスを利用しました。
しかしそのバスは1時間に1便しか走っておらず、しかも乗り場に着いたときはバスが出た直後で、さらに1時間待つ羽目になりました(-_-;)
しかもバスの時間が夕方のラッシュ時と重なり、空港から成田市内まで20分程で行けるところが1時間近くかかり、結局空港に着陸してから市内のホテルにチェックインするまで3時間かかる羽目になってしまいました(;´Д`)
こんな体験はもうこりごりです。
アメリカはピックアップトラックがやたら多い、そしてよく似合う
2021年の冬はアメリカ各地で記録的な寒さと大雪に見舞われましたが、ようやく春が訪れだしたようです。
私が滞在しているネブラスカ州のリンカーンも、3月に入ると急に暖かくなり始め、日中は気温が20℃近くまで上がる日もあります。
気温の低かった2月は一度降った雪が溶けずにずっと残っていましたが、今ではほとんど溶けて無くなりました。
暖かくなると活動的になるのは皆同じです。
私も仕事が終わってからホテルの部屋にこもりっぱなしはもったいなく感じるようになってきたので、ホテルの近くを散歩してみました。
ホテル前の道路を渡って反対側に少し行くと、自動車の中古車販売店があります。
最初はお店の前を通過してしばらく歩くつもりでしたが、車好きの私はやっぱり足が止まってしまいました。
アメリカの中古車店はこんな感じです↓
やたらピックアップトラックが多い。
なんとアメリカで毎年一番売れている車種は、乗用車ではなくトラックなんだそうです。
実際街中でもよく見かけます。
アメリカ人にとってピックアップトラックとは、機能性と力強さを兼ね揃え、一種のステイタスでもあるようです。
もちろん乗用車タイプの車も展示されていました↓
これぞアメリカンマッスルカー!カッコイイ!!
日本で見ると巨大なこれらの車も、広大なアメリカでは普通サイズに見えてしまいます^^;
でもやはりアメリカの景色には、ピックアップトラックがよく似合うと個人的には思いますね。
広大な敷地にところ狭しとトラックが並ぶ姿は圧巻です!
そしていろいろ見た中で、一番のお気に入りはこれ↓
デカいけど2ドアで塊感があって、やたらカッコ良く見えました^^
こんな車で広大なアメリカの道を走ってみたいもんです。
なんか散歩に出かけたつもりが、気がついたら車の見比べになっていました^^;
アメリカ人の同僚がくれたものが、ちょっと微妙だった話
本日職場のアメリカ人の同僚がこっちに来いと言うので、彼の後をついて給湯室までいきました。
給湯室の棚から「これあげる」と言って彼が出したのは、ずっしりと重量感のある容器。
それがこれ↓
実はヨーグルトということですが、日本で見るヨーグルトより一回り以上大きな特大サイズ。
大きさが比較できるように、ニベアのハンドクリームと並べてみました↓
実物は写真の印象以上に大きく見えます。
なんか食べ物に見えない。。。
一見工業用の接着剤か塗料のように見えます^^;
しかもよく見ると、どこかで見覚えのあるようなイラストが。。。
うーん、何かに似ている(-_-;)
彼はこのイラストの意味が分かっているのだろうか。。。
それに渡されたのが常温。本当に大丈夫か・・・?
正直食べようかどうか、かなり迷ってます。
そもそも彼はどういう理由でこれをくれたんだろうか?
ここは素直に彼の好意を受け取ったほうがよいのだろうか?
とか考えながら、とりあえずホテルの部屋の冷蔵庫にしばらく眠ることになりそうです^^;
ボスニア出身の女性に学ぶ、英語習得と人生の極意
アメリカは人種のるつぼとよく言われるとおり、私がいる職場にも白人、黒人、ヒスパニック系、アジア系と様々な人種の人たちが一緒に働いています。
その中で、ボスニア出身の人たちが何人かいます。
彼らは紛争のあった祖国から難民としてアメリカに来て、いまは市民権を獲得してアメリカ人として生活しています。
私が仕事をしているチームにもボスニア出身の女性がいます。
彼女は身長が180センチ以上あり、こちらの中でも大柄な女性ですが、陽気な性格でとても親しみやすい、私と同世代の人です。
アメリカに来て20年ほどになるという彼女から、先日とても興味深い話を聞きました。
ボスニア時代の話は本人からはほとんどしませんし、事情が事情なだけにこちらからも触れないようにしているので、彼女がアメリカに来た当初の話です。
彼女はボスニア難民としてアメリカに来たときは、居住先は選べず、なすがままにいまいるネブラスカ州の街に来たそうです。
最初の数週間は補助金?のようなものが出て、住居や仕事を探すためのサポートはあったらしいですが、それ以降は全て自分でやらなければならないので、当然最初は大変だったそうです。
その中でなんとかいまの仕事に就くことができたのですが、仕事初日のこと。
まだ英語もほとんど話せない彼女は、製品出荷前の梱包ラインに配属されました。
しかし梱包用の段ボール箱を組み立てるとき、なんと誤ってホッチキスの針が手に刺さってしまったそうです!
びっくりした彼女は近くの同僚に状況を伝えようとしますが、英語でなんと言えばいいか分からないので、ホッチキスの針が刺さった手を見せるだけです。
でも近くにいた同僚は彼女の手を見た瞬間、怖くなって後ずさりするだけで助けようとしない。。。
その時は痛みも出血もなかったので、彼女はしかたなく自分でホッチキスの針を抜きましたが、抜いた瞬間、猛烈な痛みが襲ってきて血がダラダラ出始めたそうです!
結局他の同僚の手助けで診療所まで行き、手当をしてしてもらい事なきを得ましたが、実は悲劇はそれだけではありませんでした。
診療所から戻ってその日のうちに仕事場に復帰した彼女ですが、今度はこともあろうか同僚のミスで足に釘が刺さってしまいました!!
(ホッチキスが刺さった手を見て逃げた同僚と同じ人かは分かりませんが)
流石に彼女は頭にきて、誤って自分の足に釘を刺した同僚をボスニア語で罵ったらしいです!!
そしてまた診療所に行って手当をしてもらい、結局その日は家に帰ったそうです。。。
そんな壮絶な経験を、彼女は面白おかしく語ってくれました。
その時は大変だったはずですが、今では懐かしい思い出みたいです。
アメリカに来て見つけた仕事の初日に散々な目にあった彼女ですが、それでも紛争中のボスニア時代にいろいろあった経験に比べれば、全然大したことはなかったとのこと。
恵まれた日本で特に不自由なく生きてきた私には、彼女は本当に逞しく見えます。
そして彼女を見てると、英語は間違ってもいいから話すことの大切さを教えてくれます。
ボスニア出身の彼女の英語は当然完璧ではなく、私からみても文法的な間違いもあります。
彼女の英語は、学校で教わったものではなく、生きていくために必然的に習得したものなのです。
そんな英語でも、彼女はいまでは職場のチームリーダーとして、ネイティブのアメリカ人とも堂々と渡り合っています。
そして辛いこともあった過去にいつまでも囚われず、毎日ポジティブ思考で陽気に生きる彼女を本当に尊敬しています。
なんだか彼女を見てると、人生の極意を教わっているようです。
アメリカの柔らかいマットレスでも腰痛を防げる方法
標準的なアメリカのホテルのベッドはキングサイズで、一人で寝るのならもったいないくらいゆったりしています。
マットレスも柔らかくてとても寝心地がよさそう。
でもこの柔らかいマットレスに寝ていると、腰痛持ちの私はだんだん腰が痛くなってくるのが悩みの種です。
そこで柔らかいマットレスに寝ても腰が痛くならない方法を考えてみました。
まず思い浮かんだのは、スポーツ選手が海外遠征なんかにポータブルマットレスを持っていくという話。
Amazonで検索すると、持ち運び可能なポータブルマットレスがいろいろ出てきます。
でもやっぱりというか、良さそうなマットレスは日本のAmazon.co.jpにあり、Amazon.comにはいかにもアメリカらしい柔らかそうなものしかありません。
となると日本の配送センターから取り寄せることになります。
現地駐在の日本人に聞くと、日本のAmazonからアメリカへの配送は可能だが、送料は掛かるとのこと。
よく調べた訳ではないですが、単純に考えても日本からアメリカにマットレスを送るとなると結構掛かりそうな気がします。
となると、現地調達の方が安易だと思えてきました。
次に思いついたのは、キャンプなんかで使うような薄手のマットレスをベッドに敷いたらどうかということ。
そこでこちらのホームセンターなどを数件回ったら、Walmartにちょうど良さそうなものを見つけました。
それがこれ↓
税込み$13.91で日本円に換算すると1500円弱というところでしょうか。
ベッドに敷くとちょうどいい感じです。
早速寝てみると。。。
熱くて寝れない!!!
ウレタン製なので熱がこもって、やたら体が熱くなります。
キャンプで使うには良いかもしれませんが、ベッドに敷いて使えるものではありません。
少しでも熱を逃がせるように通気孔を開けたりもしましたが、熱さは変わらず。
結局このマットレスはボツになりました。
そこで次の手段を考えていたら、腰の下にタオルを敷いて寝たら楽に寝られる、ということを昔父親が言っていたのを思い出しました。
そこでタオルを適当な高さになるように何回か折って、腰の下に敷いて寝てみました。
こんな感じです↓
すると以外にも、朝起きる時に腰が痛くならず、楽に起きれます。
結局これが一番良い方法みたいです。
部屋に備え付けのタオルで出来るのでタダだし、最初からこれにしとけばよかった。
こんなに簡単な方法で、柔らかいマットレスでも腰が痛くなるのを防げるので、腰痛持ちの人は試してみてはいかがですか?
(もちろん効果には個人差があります)
ちなみにボツになったマットレスは、ストレッチ用として毎日活躍しています^^;
厳冬のアメリカで出来ること
今年のアメリカは平年より強い寒波が来ているらしく、各地で大雪をもたらしているようです。
私のいるネブラスカ州のリンカーンという街も、先日記録的な大雪が降りました。
何でも1965年に次ぐ観測史上二番目の大雪だとか。
といっても積雪量は30~40cm程で、これで観測史上二番目かとも思いましたが、普段はそこまで積もらないそうです。
それに寒さも今年は記録的な寒さで、連日最低気温が-15℃を下回り、-20℃以下に下がる日もあります。
まるでシベリアか北極並みですね。行ったことないですが。
気温が低いと一度降った雪は溶けずにずっと残っていて、辺り一面真っ白です。
アメリカは車社会なので、普段は雪が積もりだすとすぐに除雪車が出てきて、道路に積もった雪を除雪して車が通れるようにします。
しかし今年は大雪で除雪が追いつかないらしく、主な幹線道路は普通に車が通れるようになりましたが、幹線道路から一歩入った住宅地の中の道路はまだまだ雪が残っている状態です。
しかもアメリカでは冬にスタッドレスタイヤに交換するという習慣がなく、雪が積もってもノーマルタイヤのまま。
当然ノーマルタイヤで雪道を走るので、かなり慎重に走らないとスリップしまくりです。
自分の運転では今のところ無事ですが、ホテルの目の前でスリップして前に進まない車を2台ほど押しました。
こんな時期の過ごし方ですが、今はとにかく寒くて気軽に外出できないので、仕事が終わったらホテルの部屋にこもりっぱなしです。
そしてひたすらテレビを見ますが、これが結構リスニングの勉強になります。
もちろん言っていることのすべてが分かる訳ではないですが、ずっと聞いているとなんとなく分かるようになってきます。
知らない単語で気になるものが出てきたら辞書を引くこともありますが、辞書を引いている間に話が先に進んでまったく分からなくなるので、なるべくひたすらテレビの音に集中して耳を傾けてるようにしています。
この集中して聞くというのが大事だと思っていて、(どっかの教材の宣伝文句にもありますが)何かしながら聞き流しているよりも絶対にリスニングの練習になると思うのです。
なかなか外出できなくて部屋に一人でいることが多いこの時期は、人によってはストレスが溜まりがちになりますが、私の場合はリスニングの練習が出来る貴重な時間だと思っています。