コロナ禍でアメリカから日本に帰国する際の流れ
2021年3月末現在、アメリカから日本に帰国する際は、出国の72時間以内に発行された「新型コロナウイルスの陰性証明書」が必要になります。
つまり出国日の3日前以内に、アメリカ国内のどこかの診療所でコロナ検査を受診し、陰性だったら証明書を発行してもらい、この証明書がないと出国できないということです。
(ここでもし陽性だった場合は、14日間自主隔離し、14日後に再度検査を受け陰性結果が出れば証明書が発行されます)
私の場合は帰国前日に会社から紹介された診療所で検査を受け、幸い陰性だったのですぐに証明書が発行されました。
帰国するには滞在していたネブラスカ州リンカーンから国内線でシカゴに行き、シカゴで成田行きの便に乗り換えるのですが、リンカーンとシカゴの両方で航空会社から陰性証明書の提示を求められ、コピーを取られました。
そしてシカゴの出発ゲートでは、日本への入国者・帰国者が必要になる、位置情報確認アプリのスマホへのインストールが必要になります。
これらのアプリは
①OSSA(→帰国後すぐにOELに変更されました)
です。
また厚生労働省の「質問票Web」にアクセスして必要情報を入力し、QRコードを発行しておく必要があります。
シカゴ空港はフリーWi-Fiに接続できるのでアプリのインストールやQRコードの発行が可能で、ゲートにある案内でも出発前にインストールしておくことを推奨されます。
但し実際は、日本に到着してからコロナ検査を受けるまで待ち時間があるので、日本に着いてからでもインストールやQRコードを取得する余裕はあります。
帰国時の機内では、帰国後14日間の行動自粛の誓約書、健康カード、アプリをインストールしたことを示す証明書の3枚が渡されるので、必要事項を記入しておきます。
日本に到着すると、まずコロナ検査を受けるための列に並ばされます。
しばらく待って自分の順番になると、検査(唾液採取)を受けます。
検査結果が出るまでの間に、必要書類の提出、インストールしたアプリや連絡用メールアドレスの確認等がされます。
これが結構面倒で、まず書類の確認が数か所に分けて行われます。
それに各アプリごとに確認する担当者が別で、それぞれの場所も離れているのでいちいち移動して、順番が来るまで待つ必要があります。
帰国者もそれほど多くはないのに、ひと通りの確認が終わるまでに約1時間かかり、アプリを要求される割にすごくアナログ的な印象を受けました(-_-;)
最後に検査結果が知らされ、陰性証明カードをもらってやっと本来の入国審査場に移動できます。
(陽性結果がでれば指定された隔離所へ行くことになります)
以上が一連の流れです。
ちなみに帰国者は公共交通機関が使えませんが、帰国者を受け入れる成田市内の指定ホテルを巡回する専用バスが空港から出ており、私は指定ホテルを予約していたので帰国者用バスを利用しました。
しかしそのバスは1時間に1便しか走っておらず、しかも乗り場に着いたときはバスが出た直後で、さらに1時間待つ羽目になりました(-_-;)
しかもバスの時間が夕方のラッシュ時と重なり、空港から成田市内まで20分程で行けるところが1時間近くかかり、結局空港に着陸してから市内のホテルにチェックインするまで3時間かかる羽目になってしまいました(;´Д`)
こんな体験はもうこりごりです。