アメリカから見る コロナウイルス現地情報
急に出張でアメリカに行くことになり、ニューヨークにやってきました。
久々にアメリカへ行くのでワクワクしています!と言いたいところですが、出発前になって新型コロナウイルスが急激に広がり始め、日本はなんか物々しい雰囲気。
出発直前になるとアメリカでも感染者が確認され、いま渡米しても大丈夫か、それより状況が急変して日本からの渡航者はアメリカ入国禁止、なんてことにならないかと不安になってきます。
それでもなんとか無事にアメリカに入国できました。
本来なら語学関連の記事を書くつもりなんですが、こういう時期なのでまずはアメリカでのコロナウイルスの現状をお伝えします。
まず日本出国時の羽田空港の様子を言いますと、当然ながらかなりの人がマスクをしていました。
普段マスクをするのはまず見かけない欧米人の人々も、ざっと見て半数近くの人がマスクをしています。
渡航する機内ではCAの人は全員がマスク着用、乗客はだいたい7割くらいの人がしていました。
でもアメリカが近づくにつれて、マスクを外す人がだんだん増えていきます。
もともとアメリカは風邪をひいてもマスクをする習慣がない国なので、そのことを意識して外す人が多いのではないかと思います。
最終的にニューヨークに着く頃には、マスクをしている人は全体の3割くらいに減りました。
わたしは念のため最後までしていました。
ニューヨークのJFK空港に到着して飛行機から降りると、空港職員の半数以上がマスクをしています。
これまでアメリカ人がマスクをしているのを見たことがなかったので、この光景には驚きました。
コロナウイルスが急速に拡大していることの危機感が伝わってきて、明らかに普段と違う雰囲気です。
そのまま入国審査を通過し、到着ロビーに出ると、ロビーで待っている人は誰もマスクをしていません。
ここで私もマスクを外しました。
今回は午前に到着する便だったので、空港から直接職場に移動しました。
職場はいま勤めている会社の現地法人で、顔見知りのアメリカ人の同僚も何人かいます。
久々の出会いで懐かしかったですが、冗談交じりにコロナウイルスをうつすなよ、なんて言われました(汗)
彼らいわく、コロナウイルスが世界中で急激に拡大しているのはニュースで知っているが、まだマスクをする必要があるほど危険という認識はないようです。
仕事が終わって滞在先のホテルに入り、部屋のテレビをつけました。
ちょうどNY地域でも感染者が確認されたということで、ニュースではどのチャンネルもコロナウイルスのことを報道しています。
現時点でコロナウイルス(Coronavirus)の感染拡大はアウトブレイク(Outbreak)と呼ばれていて、パンデミック(Pandemic)とは呼ばれていません。
アウトブレイクとパンデミックの違いは、アウトブレイクは「一部地域での病気の大流行」、パンデミックは「世界的な大流行」とされています。
どちらも病気が流行するという意味では同じですが、アウトブレイクよりパンデミックのほうがより広範囲での大流行を意味しています。
ちなみにアメリカでコロナウイルス関連の情報を得るには、CDC(アメリカ疫病予防管理センター)のサイトが詳しく書かれています。
英語のサイトですが、医療系のサイトとしては比較的わかりやすい英語で書いてあるので。英語を勉強中の方は一度訪問されるのをお勧めします。
ではきょうはこのへんで。