いくつになっても語学のススメ

マルチリンガルを目指す中年サラリーマンの語学中心生活

アメリカ人がマスクをするようになった理由を考えてみた

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1年近くほったらかしにしていたブログですが、何を思ったのかまた書いてみることにしました。

ブログはとにかく記事をいっぱい書いてアクセス数を稼ぐことが大事。とかよく言われることを以前は気にしていて、まあそのため一度挫折したわけですが、これからはそんなこと気にせず、気ままに書こうと思います。

 

人に読んでもらおうなどと考えず、自分の文章執筆の練習のためですね。

 

で、この一年コロナ、コロナで世界は大きく変わりました。

でも世の中は回っているわけで、私の勤めている会社もしばらく海外出張は中止でしたが、昨年の終わりごろから再開することになりました。

 

それで何故か、こんな時期なのに年明けからまたアメリカに来ることになってしまいました(汗)

出発前は本当にコロナ大丈夫かな、と心配しましたが、最後は開き直りの心境ですね。なるようにしかならないなと。

 

それで今回はアメリカのど真ん中のネブラスカ州というところに来ています。

 

ご存じのようにアメリカは新型コロナの感染者数、死亡者数ともに世界一で、ニュースで見る限りかなり危ない状態です。

でも渡航前は、アメリカ人は個人の自由を尊重する国民性なので、マスクをしない人も一定数いるのではないかと思っていました。

でもこちらに来て以外だったのは、去年の3月頃までマスクをまったくしなかったアメリカ人が全員マスクをしていることです。

さすがにこれだけパンデミックになるとアメリカ人の意識も変わったみたいです。

まあ会社の規則で決まっているからですが、職場のアメリカ人は全員マスクをしています。しかも休憩時にコーヒーを飲んだりするときも、口に入れるときだけマスクをずらすして、一口飲んだらすぐにマスクを戻すというくらい徹底しています。

仕事以外でもスーパーに行っても、もちろん全員マスクをしています。

なんか日本より厳しいくらいです。

 

日本では通勤電車の中でたまにマスクをしない人を見かけたり、家の近所を散歩しているときもマスクをしない人とすれ違うこともありましたが、こちらでは人前では100%全員マスクをしています。

ニュースで見たトランプ前大統領支持者のようにマスクをしない人たちは、なんか別世界の話のような気がします。

アメリカは広いので他の地域はどうか知りませんが、今回滞在しているネブラスカ州リンカーンという街では、マスクをするのが完全に定着していました。

 

アメリカ人がこれほど真面目にマスクをする理由を考えてみましたが、日本人は自発的にマスクをする国民性なので、政府がマスクを強要する必要はありません。

でもアメリカ人はもともとマスクをする習慣がないので、政府が強要しないと誰もしようとしないでしょう。

そして今は公共の場でのマスク着用が義務化されている。だから全員マスクをしているみたいです。

 

それに私の推測ですが、アメリカ人は一度規則が出来ると、規則を守らない人がいれば他人でも普通に注意するのではないのでしょうか。

日本人はおかしいと思っても見て見ぬふりをすることがよくありますが。(自分もその一人なんですが)

自分の意見をはっきり主張する国民性なので、マスクをしない人がいれば他人だろうが遠慮なく注意するから、全員がするようになっているのかな、と思っています。

まあこれは個人的な推測です。

 

ではでは。

アメリカから急遽帰国。現地で見たコロナウイルスの現状と関連英語

こんにちは。

 

本来なら出張でアメリカに滞在しているはずですが、新型コロナウイルスの影響で急遽帰国しました。

 

前回記事を投稿した頃から、滞在していたNY近郊ではコロナの感染者が急増し、レストランやバーが営業停止、不要な外出の自粛要請と周囲の環境が日々に悪化。

ニュースでは毎日のように感染拡大のことが報道されるなか、あれよあれよという間に職場も閉鎖されてしまい、急遽帰国することになったんです。

 

帰国したのは3月22日でしたが、なんでも26日以降アメリカからの入国者は2週間隔離することになると日本政府が発表したので、ぎりぎりの帰国となりました。

 

 

帰国前のアメリカの様子ですが、周囲のアメリカ人でマスクをする人をちらほら見るようになったのは3月の第3週目になってからで、それまでは咳きをする人はいてもマスクをする人はまったくいない状態でした。

 

手洗いの重要性は言われており、みんな手洗いは徹底するようになりましたが、マスク自体感染拡大にそれほど効果がないと言われていたので、誰もマスクをしません。

 

そもそも風邪をひいてもマスクをする習慣がない国なので、マスク自体あまり販売してないようです。

 

私は日本からマスクをいくつか持参していましたが、周りの人がしないので自分1人がすると逆に感染者と疑われる恐れがあり、マスクをしたくてもできない状態がしばらく続いていました。

 

で、3月の第3週目くらいになってからようやくアメリカ人でもマスクをする人が出始めましたが、そのころには職場でも体調不良で休む人が出始め、時すでに遅し、といった感でした。

 

幸い、私はその頃から帰国して今に至るまで、発熱や咳といったコロナ特有の症状はなく体調も問題ないので、おそらく感染はしていないと思います。

 

でも現在のNYのコロナ感染拡大の状況をニュースで見るたび、周囲のアメリカ人でも感染者はいたのではないか、との疑いはあります。

(とりあえずいまは自宅でリモートワークしています。)

 

アメリカでのコロナウイルスの感染拡大の表現も、

当初は "Outbreak"(=地域的な感染拡大)

と呼ばれていましたが、

それも "Pandemic"(=世界的な感染爆発)

に変わりました。

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ホテルのテレビのニュース画像

 

コロナウイルスは、会話では普通に "Coronavirus" と言われ

ニュースなどではよく ”COVID-19" と表記されます。

 

また、「感染する」は英語で "infect" ですが

実際は "case"(事例、症例) という単語が使われています。

 

「NYでは多くの人が感染している」は

"There are many cases in NY." と言った表現をします。

私も最初は "Many people are infected in NY." と言ったりしましたが、

どうもそういう言い方はしないみたいです。

 

高速道路では

"Stay Home, Stop The Spread"(=家にとどまり(感染の)拡散を止めましょう)

という標語をよく見かけました。

NYでは人混みで感染するリスクを恐れて、電車やバスなどの公共交通機関期間を利用する人が減り、一時的に車の量が増えたと言います。

でもすぐに人々が自宅待機するようになり、帰国前には道路も普段より空いていました。

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道路沿いの "STAY HOME" 表示

 

スーパーは買い占めで商品棚の一部はガラガラです。

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帰国日のJFK空港も普段と比べればガラガラ。マスクをしている人も見るようになってきました。

でもぱっと見で10人中2人くらいの割合でしょうか。

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とにかく今は無事に帰国できてほっとしています。

一刻もはやくコロナウイルスが収束し、世界中が普段の日常に戻ることを願っています。

英語のカタカナ表記は実際の発音とかなり違う

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日本人が英語が苦手な理由の一つに、発音が下手というのがあります。

自分ではちゃんと発音しているつもりでも、なかなか相手の外国人に伝わらない、こんな経験をした人も多いと思います。

 

では何故日本人は発音が苦手なのか?

それは間違ったカタカナ表記をそのまま憶えてしまっているからです。

 

例を挙げてみましょう。

 

”Water”(=水)という単語を見たらなんと発音するでしょうか?

ほとんどの人は「ウォーター」と言うと思います。

「水=ウォーター」ですよね。

 

でも実際アメリカ人は「ウォーター」とは発音しません。

英語の発音を完全にカタカナで表すのは難しいですが、できるだけ近い音になるように表記すると

「ワァーラー」もしくは「ワァーダァー」になります。

 

日本ではほとんど全ての人が「水=ウォーター」だと知っていますが、それは実際の発音ではないのです。

 

他にも例を挙げてみます。

 

誰でも知ってる接続詞の ”And" は「アンド」と言いますよね。

でも実際の発音は「エーンッ」に近く、

語尾に聞こえるか聞こえないくらい弱い「ドゥッ」を言うとそれっぽくなります。

 

また会話と会話を繋ぐときに「それから…」という意味で使うときは

「エンダー」と "d" を少し伸ばします。

 

他にも

"But" は「バット」ではなく「バーッ(+ごく弱いトゥッ)」

"Good" は「グッド」ではなく「グーッ(+ごく弱いドゥッ)」

が近い発音になります。

 

"Great" は「グレート」ではなく「グレイ(+ごく弱いトゥッ)」

 "Beautiful "は「ビューティフル」ではなく「ビューリフォー」

が近いです。

 

なんかこれまで当たり前だと思っていた発音とかなり違いますよね。

でも実際の発音をあえて(少し無理して)カタカナ表記にするとこうなるんです。

 

日本では多くの外来語が実際とは異なる発音になるようなカタカナ表記をするので、それらを覚えてしまった日本人の発音は外国人に伝わりにくいんだと思います。

 

でも日本で覚えた発音を一旦置いておいて、できるだけ実際に耳にする発音をそのまま真似るようにすれば、少しづつ英語らしい発音に変わっていきますよ。

 

では今日はこのへんで。

 

 

 

How are you? と聞かれたらどう答えるか

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アメリカ人が日常的に使う挨拶といえば

朝は当然ながら ”Good morning.” 

それ以外の時間帯なら ”Hi.”

というのが一般的です。

 

そして ”Good morning.” や ”Hi.” と言うと、その後に必ずと言っていいほど

”How are you?”

”How are you doing?”

”How's going?”

といった言葉が続きます。

 

この ”How are you?” に代表されるこれらの言葉を聞くと、よく思うことが二つあります。

 

まず一つ目ですが

”How are you?” の受け答えとして中学時代に習ったのは

”Fine thank you. And you?”

でした。

 

でもアメリカ人同士が出会って挨拶をするときに ”Fine thank you. And you?” と言っているのは聞いたことがありません。

 

ではどう言っているかというと

”Good. How are you?”

とか

”I'm good. How about you?”

とかいった言い方をよくします。

 

”Fine thank you. And you?” と言うと「良好ですよ。あなたはいかが?」みたいな、変にかしこまったような言い方に聞こえてしまいます。

間違った英語ではないですが、なんか不自然な表現になってしまうんですね。

 

以前出会ったことがある日本人の方で、その人はアメリカに何年も住んでいる人でしたが、

”How are you?” に対して ”Fine thank you. And you?” で返していました。

その人は学校で習った通りの言い方をしていたんでしょうが、ちょっと違和感あるなーと思って聞いていました。

 

現在の中学英語の教科書では、どういう表現が使われているのか分かりませんが、学校で習う英語と実際の英語は違うんだという例になると思います。

 

それともう一つ。

”How are you?”  を直訳すると「お元気ですか?」になりますが、

日本で日常的に出会う人と挨拶するときに「お元気ですか?」はあまり言わないですよね。

それでも[How are you = お元気ですか]と思い込んでいて、

「お元気ですか?」と聞かれたから一応答えておかないと、と思って真面目に答えようとする日本人の方をよく見かけます。

 

”How are you?” と聞かれて

”I am tired...”(疲れています。。。)

 

これもちょっと違和感がある受け答えになります。

 

そもそもアメリカ人が ”How are you?” というときは、相手の体調を伺っているというよりも、挨拶として「こんにちは」のような感覚で使っています。

お互いに面識のない者同士が挨拶をするときも、普通に ”How are you?” を使っています。

”Hi.” を言わずに ”How are you?” だけ言う人も結構います。

 

でもこれは「元気ですか?」と相手の様子を伺っているのではなくて、「こんにちは」と挨拶をするときのニュアンスで言っているんです。

 

私がいま滞在しているホテルでも、エレベーター内でアメリカ人宿泊客と一緒になることがあります。

そういうときも彼らは普通に ”How are you?” と言ってきますが、これは別に私の体調を気にして言っているのではなく、挨拶として言っているんですね。

 

だから ”How are you?” と聞かれたからといって、真面目に自分の体調を伝える必要はなくて、「こんにちは」程度の意味なんだと思って ”Good” と軽く答えればよいというわけです。

 

では今日はこのへんで。

英語ができるとスペイン語も覚えやすくなる

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前回の記事でスペイン語の勉強を再開したことを書きましたが、スペイン語を勉強するようになって知ったことがあります。

それは何かというと、スペイン語には英語と似ている単語が結構あるということです。

 

たとえば

英語の passport(パスポート)は

スペイン語で pasaporte(パサポルテ)と言います。

 

スペイン語には男性名詞と女性名詞があり、それぞれの名詞の頭に el や la の定冠詞(英語の the に相当します)がつくので、本当は el pasaporte が正確ですが、ここでは定冠詞は省略します。]

 

他にも例をあげると

 

[駅]の station(ステーション)は スペイン語で estacion(エスタシオン)

[市場]の market(マーケット)→ mercado(メルカード)

[公園]の park(パーク)→ parque(パルケ)

[銀行]の bank(バンク)→ banco(バンコ)

 

などがあります。

 

また形容詞でも

 

[おもしろい]のinteresting (インタレスティング)→ interesante(インテレサンテ)

[重要な]の important (インポータント)→ importante(インポルタンテ)

[難しい]の difficult (ディフィカルト)→ dificil(ディフィシル)

[すごい]の incredible (インクレディブル)→ increible(インクレイーブレ)

 

などなど。

 

これらはほんの一例で、英語に似た単語は他にもまだまだありますが、長くなるのでこれくらいにしておきます。

 

それでそのとき思ったのが、英語ができればスペイン語の学習にも役立つなと。

スペイン語の単語を見て、ある程度意味が推測できるんです。

 

もちろん英語とは全然似ていない単語もいろいろありますが、

スペイン語を勉強すればするほど、英語と似ている単語が多いことに気づきます。

 

このことを知ったときは、少し嬉しくてにやけてしまいました。

(ちょっとあぶない男ですね^^;)

 

文法的にも、S+V+Oの基本構造は英語と同じ。

動詞の活用はスペイン語の方が英語より種類が多く少し複雑ですが、一度覚えてしまえばそれほど難しくはありません。

 

ですのでスペイン語を学習するときに英語の知識がかなり助けになります。

 

そもそも英語はその成り立ちの中でフランス語の影響を受けていて、フランス語とスペイン語は同じ系統で共通点の多い言語なので、英語とスペイン語には似たような単語が多いのかもしれません。

 

前回の記事でも書いたように、アメリカは中南米からの移民が多いために、スペイン語の影響力は年々増加しており、今世紀半ばには英語よりスペイン語を話す人の方が多くなる、と言われています。

 

いまやスペイン語は、中国語、英語の次に世界で話されている人口が多い言語です。

 (英語は世界の共通語として最も重要だと言えますが、話されている人口だけでいうと中国語の方が多いです)

 

 ですので英語の学習を続けていくことはもちろんですが、英語の知識をベースにスペイン語も学習すれば、効率的に習得できるのではと考えています。

 

ではきょうはこのへんで。

 

 

アメリカで学ぶスペイン語

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アメリカに来てよく思うのは、スペイン語を話す人が意外に多いということです。

街中を歩いていると、スペイン語がよく耳に入ってきます。

 

アメリカはヒスパニックと呼ばれる中南米からの移民が非常に多く、社会のあらゆる分野に浸透しています。

 

いま私が滞在しているニューヨーク郊外のホテルでも、フロント係、部屋掃除のメイド係、朝食の支給係の人たちの多くがヒスパニック系です。

彼らは普段は英語を話しますが、自分達の中で会話するときはスペイン語を話しているをよく見かけます。

 

こちらで仕事上で会う人達も、多くの人がヒスパニック系で、全体のかなりの割合を占めていています。

そういえばアメリカに入国したときのJFK空港の職員も、白人や黒人よりもヒスパニック系の方が多いように思いました。

 

地下鉄の車内広告も、英語の広告に混ざって、スペイン語の広告をよく見かけます。

ニューヨークのような大都市は常に新しい移民が入ってくるので、それだけヒスパニック系の割合も多くなります。

ということはそれだけスペイン語を話す人が多くなる、というわけです。

 

この状況はスペイン語を勉強するチャンス!と思い、アメリカに来てからは英語と並行して、スペイン語の勉強も始めています。

 

スペイン語は3年ほど前に独学で1年ほど勉強していましたが、忙しくてしばらく遠ざかっていました。

そのとき使っていたスペイン語会話のテキストを今回持ってきて、毎日ホテルの部屋で少しづつ勉強しています。

 

まずはホテルの人とスペイン語で挨拶をしようと思って、朝食の時に支給係の女性にBuenos dias.(ブエノス ディアス=おはよう)と話しかけました。

 

普段は英語で Good morning. と挨拶しているのですが、スペイン語で話しかけられて嬉しいのか、支給係のおばさんは英語のときより笑顔になります。

 

次に、スペイン語を少し知っていると伝えるために

I know some spanish words.(スペイン語を少し知っています)

と英語で前置きしてから

 

Gracias.(グラシアス=ありがとう)

¿Como estas?(コモ エスタス=お元気ですか?)

Por Favor.(ポル ファボール=お願いします)

 

(注:スペイン語は ¿Como estas?  のように疑問文のときは、文頭に?が逆さまになった ¿ をつけます)

 

と知ってる単語を連発します。

これでだいたい掴みはオッケーです^^;

 

その後おばさんはスペイン語で何かを言いましたが、まったくわからないので、英語で

I'm still learning.(まだ勉強中です)

といってお茶を濁しました。。。

 

でもおばさんはなんかいつもより機嫌がよさそうです。

 

最後に食事が終わって出るときに

Gracias.

と言ったら、おばさんから

De nada.(デ ナダ=どういたしまして)

と返ってきました。

 

まあ初めてのスペイン語会話としては我ながら上出来かな、と思いました。

自画自賛^^;)

この調子で、これから少しづつ覚えたスペイン語を身近な人と試しながら、スペイン語の学習を続けていこうと思っています。

 

では今日はこのへんで。

 アメリカから見る コロナウイルス現地情報

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急に出張でアメリカに行くことになり、ニューヨークにやってきました。

 

久々にアメリカへ行くのでワクワクしています!と言いたいところですが、出発前になって新型コロナウイルスが急激に広がり始め、日本はなんか物々しい雰囲気。

 

出発直前になるとアメリカでも感染者が確認され、いま渡米しても大丈夫か、それより状況が急変して日本からの渡航者はアメリカ入国禁止、なんてことにならないかと不安になってきます。

 

それでもなんとか無事にアメリカに入国できました。

本来なら語学関連の記事を書くつもりなんですが、こういう時期なのでまずはアメリカでのコロナウイルスの現状をお伝えします。

 

まず日本出国時の羽田空港の様子を言いますと、当然ながらかなりの人がマスクをしていました。

普段マスクをするのはまず見かけない欧米人の人々も、ざっと見て半数近くの人がマスクをしています。

  

渡航する機内ではCAの人は全員がマスク着用、乗客はだいたい7割くらいの人がしていました。 

でもアメリカが近づくにつれて、マスクを外す人がだんだん増えていきます。

もともとアメリカは風邪をひいてもマスクをする習慣がない国なので、そのことを意識して外す人が多いのではないかと思います。

最終的にニューヨークに着く頃には、マスクをしている人は全体の3割くらいに減りました。

わたしは念のため最後までしていました。

 

ニューヨークのJFK空港に到着して飛行機から降りると、空港職員の半数以上がマスクをしています。

これまでアメリカ人がマスクをしているのを見たことがなかったので、この光景には驚きました。

コロナウイルスが急速に拡大していることの危機感が伝わってきて、明らかに普段と違う雰囲気です。

 

そのまま入国審査を通過し、到着ロビーに出ると、ロビーで待っている人は誰もマスクをしていません。

ここで私もマスクを外しました。

 

今回は午前に到着する便だったので、空港から直接職場に移動しました。

職場はいま勤めている会社の現地法人で、顔見知りのアメリカ人の同僚も何人かいます。

久々の出会いで懐かしかったですが、冗談交じりにコロナウイルスをうつすなよ、なんて言われました(汗)

 

彼らいわく、コロナウイルスが世界中で急激に拡大しているのはニュースで知っているが、まだマスクをする必要があるほど危険という認識はないようです。

 

仕事が終わって滞在先のホテルに入り、部屋のテレビをつけました。

ちょうどNY地域でも感染者が確認されたということで、ニュースではどのチャンネルもコロナウイルスのことを報道しています。

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ホテルの部屋のテレビでやっていたコロナウイルスのニュース

 

現時点でコロナウイルス(Coronavirus)の感染拡大はアウトブレイク(Outbreak)と呼ばれていて、パンデミック(Pandemic)とは呼ばれていません。

 

アウトブレイクパンデミックの違いは、アウトブレイクは「一部地域での病気の大流行」、パンデミックは「世界的な大流行」とされています。

 

どちらも病気が流行するという意味では同じですが、アウトブレイクよりパンデミックのほうがより広範囲での大流行を意味しています。

 

ちなみにアメリカでコロナウイルス関連の情報を得るには、CDC(アメリカ疫病予防管理センター)のサイトが詳しく書かれています。

英語のサイトですが、医療系のサイトとしては比較的わかりやすい英語で書いてあるので。英語を勉強中の方は一度訪問されるのをお勧めします。

 

www.cdc.gov

 

ではきょうはこのへんで。